こんばんは。
pheromonex(フェロモンズ)です。
現在、PcolleとGcolle で個人撮影のオリジナル写真・動画を発表しています。
サイト名は、以下の通りです。
Pcolle:「カメラを止めるな!by cmg フェロモ 」(「c media group」と「フェロモ」の共同運営)
Gcolle:「c media group 」
このブログでは、作品紹介に加え、画期的な「ソフト官能小説」や撮影者としての「想い」などをエッセイで連載中です!
是非、お読みください!
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美玲がチアをやめた
第1章 慶法スポーツ新聞編集長 日向洋子(4)
「どうしてオレに?」
「今の部員では、春の定期戦の取材だけで手一杯です。それに、この取材には粘りと腕力が必要だと思うんです」
近衛は、ジョッキに残っていたビールを一気に飲み干した。
ビールは既に生温かった。
日向洋子が広告営業以外で彼に取材を依頼することなど、現役を引いてから一度もなかった。
「しかしなぁ、応援部とはいえ、たかが大学のサークルだ。それを辞めた女の子が特集の対象になるのか?」
「なります・・・。私には事件の匂いがします」
日向が瞳をうるませながら、うなずく。酒のせいか、頬も少し赤くなっている。この女はまだ処女かもしれないな、と近衛は全く関係ないことを考えていた。
しかし、「事件」という単語を聞いて彼は少し興奮を覚えた。この大学で、社会の誰もがまだ認知していない事件が起こっているって?確かに応援部で幹部になれる四年生を目前にして辞めるのはおかしい。物理的に東京にいれなくなるなどの理由が必要だ。
「じゃあ、まずはお前からインタビューしていいか?場所を変えよう。知っていることを全部話してくれ」
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